121.レンブラント展 / 森の中の少女

森の中の少女を描いた水彩画です。ペンで人物をはっきり描いているので、森の中で一人でいる恐ろしさに慄く少女の感情が現れていると思います。
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(10号)

昨日、名古屋市美術館へレンブラント展を見に行きました。
その前に、隣接している世界最大級のプラレタリウムが最近オープンした名古屋市科学館です。
連日満員で、昨日も雨にもかかわらず、大勢の人が、入口に列を作っていました。
一度は見に行きたいです。
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名古屋市美術館です。
黒川紀章氏の設計です。
左にある赤いオブジェはアレクサンダー・コールダー作ファブニール・ドラゴンⅡです。
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ガイドボランティア、大竹さんによるレンブラント展のガイドが10時半から始まるので、それに合わせて、志村さんと待ち合わせをしました。
志村さんと私は名古屋市美術館ガイドボランティア第一期生です。私達は10年程でやめましたが、大竹さんは同期で、まだ続けていらっしゃいます。
まだ皆さんと交流があり、先日も名古屋市美術館副館長だった神谷浩さんが、名古屋市博物館副館長に転勤なさるので一期生から三期生の有志で、会食をしました。
名古屋市美術館ガイドボランティア第一期生の皆さんです。
前列左から2番目が神谷さん、後列右から3番目が大竹さん、後列左から2番目が志村さん、前列右から2番目が私です。
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大竹節でガイドは始まりました。
朗々と説明をなさる大竹さんのお話は内容の深いものでしたので、私はクロッキー帳を取り出し、メモをすることにしました。
ボールペンを出し、書き始めると、係りの方が来られて、鉛筆で書いて下さいと鉛筆を渡されました。ボールペンは使ってはいけないそうです。
鉛筆を渡されると、本物のレンブラントのエッチングを前に、スケッチをしたくなりました。
ひとりでにスケッチをしてしまいました。習性でしょうか?
大竹さんが、短時間でポイントとなる絵を次々ガイドなさるので、一つの作品にあまり時間をかけられなかったですが、次々とデッサンが出来て、勉強になりました。

途中、レンブラントが模写をした素描画も出てきました。
驚きました。レンブラントも模写をしていたのですね。
20点以上のムガール写本画(インド絵画)の模写をしています。
しかも、何枚も模写するために、人物だけを描いていたそうです。
今回の展覧会に展示をしていた「木の下に座る4人の東洋人」は背景の風景も描かれていました。

多くの自画像をレンブラントは描いていますが、最高傑作と言われている「右の手摺りにもたれる自画像」は
ティツィアーノの先例から学んだものだそうです。
他の作品も先達、例えばラファエロとかの影響が伺えると説明されていました。

レンブラントとと言えば、「夜警」ですが、膨大な量のエッチングを描いたことは知りませんでした。どのエッチングも小さな作品で、繊細な細かな作業が施されてありました。もちろん、才能はあったのでしょうが、根気も努力もいると思います。
名古屋市美術館で、改めてレンブラントを認識し、本物を目の前にして、ガイドを聞きながら、思わぬスケッチも出来て、有意義な時間が過ごせました。
さすがの私も、展覧会でスケッチするのは初めてです。注意されると思っていました。注意されないのですね。これからは、美術館に行って、本物を目の前にして、スケッチする楽しみも出来ました。

「三本の木」
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「ヤン・シックス」                  「音楽を奏でる人々」
レンブラントの友人でもあり、パトロンでもあった。
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「石の切除」                     「書斎のミネルヴァ」
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「エジプトへの逃避」
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「陰のかかる自画像」               「ヘンドリッキェ・ストッフェルス」(二番目の妻)
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「レンブラントの母」
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「エッケ・ホモ(民衆に晒されるキリスト)」
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「3本の十字架」
聖母子像(参照25.102.)は描いたことがありますが、十字架のキリストを描くのは初めてです。
ヨーロッパの教会には十字架上のキリスト像の絵や彫像がありますが、残酷なイメージが付きまとい、目をそむけていました。スケッチとは言え、十字架のキリストを描いたということに感慨深いものがあります。
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今度はオランダのレンブラントハイス美術館でレンブラントの作品と会いたいですね。
by natsumeakemi | 2011-07-08 12:35 | 水彩・人物 | Trackback | Comments(0)
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