120. 雪景色 Part2

この作品は、「33.雪景色」で紹介した作品です。
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(6号)

この作品をカナダ、リッチモンド市にあるルーファス・リンギャラリーで8週間展示するため、今日、EMSで郵送しました。
ルーファス・リンギャラリーは日本美術を紹介しているギャラリーです。(日本に何らかの影響を受けて描かれた、日本人作家の作品をカナダに紹介している)
私のブログをギャラリーの方が見て下さり、私の「雪景色」が選ばれたということです。
以前書きましたように、オリジナル第一作目なので、どこがいいのだろうかと、疑問に思っていました。
実家にあったのをもらって帰り、よく見ると、「エビハラブルー」で有名な海老原喜之助の作品「雪山と樵」を彷彿させる絵でした。
やはり、ギャラリーの方の目の付け所が違うというか。
もちろん、当時、海老原の作品を知らないで、「雪景色」を描いたのですが…。
「雪山と樵」は愛知県美術館の常設展で、展示されています。(いつも展示されている訳ではありません)
日本の雪山を力強い筆致で表現されていますが、どちらかと言えば、primitiveな感じがします。つまり、稚拙美が感じられます。

「雪景色」を改めて見て、この絵の上から、手を加えたいのを 上から色を足したいのをぐっとこらえて、そのまま出すことにしました。
絵の中のprimitiveな部分を消してしまうと何にもならないと考えたからです。
海外で作品を展示するのは初めてですが、カナダの方々に私の作品がどう映るのか楽しみです。
カナダに行ったことがないので、期間中に行きたいと思いましたが、カナダは余りにも遠い、です。
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名古屋の島本画材で額を買って、店舗の横の壁面に立てかけ、写真を撮りました。
店長の中村さん自ら、節電で暑い中、丁寧に梱包して頂きました。感謝。
そして、一緒につきあって下さって、一緒に額を選んで下さった志村さんにも感謝しています。
by natsumeakemi | 2011-07-07 22:42 | 油彩・風景 | Trackback | Comments(0)
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